プラスアールでのリハビリ相談-専門家の役割-
2021/02/08
リハビリ相談 -専門家の役割-
お申込みの経緯 -ケアスタッフさんからの相談-
今回は介護付き有料老人ホームにご入居されている方がお申込みとなりました。この方は介護付き有料老人ホームにご入居され2年が過ぎておりました。入居当初は独歩自立でホーム内を移動されておりましたが、現在はシルバーカーを用いての歩行になっており、最近はふらつきや躓きなども増えてきていたようです。入居時に比べ、身体機能の低下や動作能力の低下を心配し、ケアスタッフさんより評価をお願いできないか?ということでご相談を受けました。ホームに居られるケアスタッフは24時間体制でご入居様のサポートを行います。ホームの中ではご入居様との関わりが多く、ホーム内で一番ご利用者様の事を把握し、状況の変化をいち早く感じることができると言っても過言ではないと思います。
評価
実際の評価では、ケアスタッフさんにも立ち会って頂き、全身のチェック、日常生活で気をつけるポイント、生活リハビリのアドバイスをさせて頂きました。この方は下肢の筋力低下が生じていることでの動作の安全性の低下、また活動性の低下より身体の動かし方に2年前に比べて変化が生じているようでした。具体的には、起居に時間がかかる、起立時に支持物が必要になった、トイレまでの移動に時間がかかるなどをケアスタッフさんと確認させて頂きました。
生活リハビリ
専門的なリハビリに加えて、起立の方法と起立ついでの運動、歩行時の姿勢修正など生活している中でできるリハビリを理学療法士指導の下ケアプランに入れて頂きました。このようにケアスタッフさんと一緒にチームで取り組むことで、目標や目的を共有することができ、24時間その方の健康をサポートさせて頂くことができます。現在も生活リハビリの中で安全性が高まっていき、徐々に運動メニューがパワーアップしています。ご入居様も恐怖心が少なくなり、笑顔を見せて頂ける機会が増えていますとケアスタッフより報告を受けました。